お知らせ
NZ研修 ー保育園の環境ー
ここからはいよいよ楽しみにしていた保育園の見学です。今回わたしたちの研修のサポートをしてくれたのはNZ在住の保育士のユカさん。一緒に各園を周ってくださいました^^
まずは、保育園と幼稚園を見学して素敵だなと思った保育環境を紹介したいと思います。
●選択できる環境
遊びを自ら選択できるように、わくわくする環境設定がなされていました。
その中の玩具や素材は子どもたちが選択するときに選びやすく、また、遊びこめるように選び抜かれたものを置かれていました。
●遊びの仕掛け
子どもたちが夢中になれるように子どもたちの発達や、興味関心に合わせて遊びの仕掛けがなされていました。
●園庭
園庭は、個々の発達に合わせて設定されていました。例えば、歩行の安定をはかるためにでこぼこしていたり、粗大運動を促すための大型遊具が置かれていたり。また、子どもが裸足でのびのびと遊べるように、木のチップが敷き詰められていました^^
●ナチュラルな素材
玩具入れの木の籠など、保育室のほとんどの製品はナチュラルな素材でできていました。日々の中で当たり前にナチュラルなものを選択する(環境に良いもの)ことがNZでは文化として根付いているのだと感じます。
●ベッドルーム
お昼寝の部屋は保育室からすこし離れた場所にあり、そこの部屋では安心して眠りにつけるよう胎内音が流れていました。少しびっくりしたことがこの部屋には大人がついておらず、その代わりにビデオカメラが設置されていて保育室からその部屋の様子が見られるようになっていたことです。そして5分おきに必ず大人が訪れ、呼吸のチェックをします。第一優先は”子どもの命を守ること”。その意志が強く伝わってきました。
各園をまわって感じたことは、保育者が子どもをよく観察(どんな発達かな?どんな遊びが好きかな?など)する中で、目の前の子どもに必要な環境を用意しているということ。そこには、保育者が子どもを想う心が反映されているように感じます。