【高田】子どもたちの育ちの記録・ラーニングストーリーについて
私たちの園では、子どもの育ちの記録として、ラーニングストーリーというものを作成しております。
今日はこちらを紹介したいと思います☺️

子ども達が日々の生活や遊びの中で見せてくれる姿を、写真や言葉とともに丁寧に記録したもの――それがラーニングストーリーです。私たちの園では、このラーニングストーリーを子ども一人ひとりの“育ちの物語”として積み重ねています。
⚪︎なぜラーニングストーリーを書くのか
ラーニングストーリーは、「できた・できない」を評価するための記録ではありません。
子ども一人一人がどんな気持ちで、どんなふうに考え、どんな道のりをたどって今の姿にたどり着いたのか――
その“プロセス”を書き綴り未来へ繋げていくものです。
⚪︎子どもにとっての意味・意義
ラーニングストーリーは、子どもにとって“自分の価値を感じるための大切な鏡”になります。
・写真や言葉として自分の姿が残ることで「自分は価値のある存在なんだ」「大人が見守ってくれている」という実感へ繋がる
・自分で読み返すことで「あの時、こうやったんだ」「次はこうしてみよう」と、思考や探究を客観的に振り返るきっかけになる
こうした心の動きから、自己肯定感が育ち、“自分らしく生きる力” の土台になっていきます。
また、園ではラーニングストーリーをいつでも手に取れるよう本棚に置いています✨

朝、保護者と離れるのが寂しくて涙が出た時に読み返して気持ちを整えたり、お昼寝前にゆっくり眺めたり、友だち同士で「この時こうだったよね」と語り合う姿も見られます。
そして卒園の際には、入園してからのラーニングストーリーを一冊のファイルにまとめてお渡ししています。
卒園していった子どもたちの保護者の方からは、「悲しいことがあった時や気持ちと向き合いたい時に、子どもが自分でファイルを開いて“自分は大切にされてきたんだ”と確かめている姿があります」という温かい声をいただくこともあります。
ラーニングストーリーは、子ども達にとって“自分の成長を支えてくれる宝物”になっていきます。
⚪︎保育者にとっての意味・意義
ラーニングストーリーは、保育者にとっても学びの宝庫です。
・到達度評価ではなく、試行錯誤や探究のプロセス(非認知能力)を捉える目が育つ
・子どもがどんな思いで行動したのか、どんな工夫をしたのかを丁寧に見つめる習慣が生まれる。
・子どもの姿や発言を可視化することで、保育者同士が「この時、子どもはどう考えていたんだろう?」と深く対話できるようになり、次の環境づくりや関わり方がより豊かに変化していく

ラーニングストーリーは、子ども・保護者・保育者をつなぐ成長の記録であり、子どもの育ちを“チームで見守る”ための大切なものなのです。
これからも、子どもたち一人ひとりの「育ちの物語」を丁寧に見つめ、「その人らしさ」が輝く瞬間を大切に記録し、温かく見守ってまいります。